層雲峡ビジターセンター
2009年8月
2009/08/06 17:11
稜線の花
2009年8月6日 快晴 25℃(17:30)

 赤岳山頂から小泉平にかけて、少し前までは随分と花盛りだと思っていたのに登ってみると、稜線上の花は少しまばらになっていました。エゾツツジ、イワブクロ、コマクサは少し元気がありませんでしたが、紫色の大きな花をつけたチシマギキョウは遠くからも判るぐらいの存在感でした。稜線に咲く花は下降気味になりますが、雪解けの遅い雪田では、これから花の時期となります。

【開花状況】
(小泉平〜白雲岳避難小屋)チシマギキョウ○、タカネツメクサ○、エゾツツジ○〜↓、キバナシャクナゲ○、ハクサンイチゲ○、チシマノキンバイソウ○、タカネオミナエシ↓、クモイリンドウ1輪開花

 写真:チシマギキョウと白雲岳(小泉平 8/6)
2009/08/07 12:36
緑岳第2花畑
2009年8月7日 くもり 26℃(12:50)

 緑岳第2花畑のチングルマが最盛期となりました。第2花畑看板付近からハイマツ帯手前までの約500m間ではチングルマが草地一面に群生していました。今年の第1、第2花畑周辺は冬期間の風向きの関係でかなりの積雪があり、いつまで残雪があるのか予想もつきませんでしたが6月、7月の長雨の影響で雪解けは、随分と進み、ここ5年間と比較してもほぼ平年並みの雪解けとなりました。

【開花状況】
(第1花畑)チングルマ○〜↓、ミヤマリンドウ○、エゾコザクラ○、アオノツガザクラ○、ヨツバシオガマ↓、エゾノツガザクラ↓ (第2花畑)チングルマ◎、アオノツガザクラ◎、ミヤマキンバイ○、エゾコザクラ○(緑岳山頂直下)チシマギキョウ○

 写真:チングルマ群生地 (第2花畑 8/6)
2009/08/09 10:25
浮島湿原
2009年8月9日 快晴 25℃(10:30)

 浮島湿原はアカエゾマツなどの針葉樹林に囲まれた標高約870mにある湿原で、周囲約3km、大小70以上の沼が点在する山地湿原です。花の時期としては6月〜7月下旬という事もあり、この日の湿原コースで見られる花は随分と限られていましたが、長雨の影響なのかエゾノヒツジグサを見るには丁度良いタイミングでした。中にはまだ蕾のものも多かったので、ここ数日はまだ楽しめそうです。

【開花状況】
エゾノヒツジグサ○、トキソウ○、コガネギク○、タチキボウシ○〜↓、ホソバノキソチドリ↓、モウセンゴケ、ツルリンドウ

写真:水面に映る雲とタチキボウシ(東大沼周辺の沼 8/8)
2009/08/09 14:17
高原温泉沼巡りコース一時閉鎖
2009年8月9日 快晴 26℃(14:20)

 8月7日高原温泉沼コースの大学沼周辺で登山者がヒグマと遭遇。音を出すなどしてヒグマを遠ざけようとしましたが無反応だった為、同町の関係機関は危険と判断し高原沼コースの一時閉鎖を決めました。
 大学沼周辺では7月下旬からヒグマの目撃情報が頻繁にあり、晴れていれば常に2〜3頭が活動しています。今後の沼コース開放についてはヒグマの活動状況を十分検討して判断いたします。(問い合わせは上川町役場 01658−2−1211)

 写真:ヒグマ出没注意の看板
2009/08/13 13:36
クモイリンドウ
2009年8月13日 くもり 19℃(13:40)


 小泉平〜白雲岳避難小屋周辺ではクモイリンドウの花が咲いてきました。まだ蕾も多く当分の間は楽しめそうです。稜線の花は、ほぼ終わってきましたが小屋周辺の湿地ではチシマノキンバイソウ、トカチフウロ、アオノツガザクラ、ヨツバシオガマなど小規模ですが群生していました。白雲岳避難小屋周辺では、まだ花のシーズンといえるぐらいの群生と種類があり、今日のコース中で一番見ごたえのあるポイントでした。

【ヒグマ情報】
 8月10、11日に白雲岳避難小屋周辺の登山道沿いで、親子グマが目撃されました。見通しのきかないところでは十分注意しながら通行してください。

写真:クモイリンドウ(白雲岳避難小屋 8/12)
2009/08/15 17:01
山は秋の気配
2009年8月15日 雨 22℃(17:00)

 小雨の降る中、黒岳に登って見ると周辺の花は、コガネギク、ウサギギク、チシマアザミ、ナガバキタアザミとキクとアザミが大半を占めるようになり、もはや秋の花一色。見れば花だけでなくハイオトギリ,ウラシマツツジなども葉が赤く色づき始め秋の気配。  山頂〜石室ではイワギキョウ以外はあまり見当たらず、花はほぼ終わり大雪山にもそろそろ紅葉の季節が感じられるようになってきました。

写真:ウラシマツツジ (黒岳石室周辺 8/15)
2009/08/21 17:22
山のいきものたち
2009年8月21日 くもり 20℃(17:00)

 6、7月の日照不足で下界の作物は、ずいぶんと被害が出ているようですが山の上はどうでしょうか。今のところナナカマドなどの実成りが悪いという話は出ていないので、例年並みという所でしょうか。
 しかし山の動物達の動きは、いつもと違うようで特にヒグマの目撃情報は黒岳、白雲岳、裾合平周辺など毎日のように聞かれます。元々山にいるのだから別に珍しいことではないのですが、やはり今年は例年よりも多く確認されています。ヒグマに限らず、今日は黒岳でもキタキツネ、シマリス、ナキウサギ、エゾライチョウなど、確かにいつもの時期よりも多くの動物が早くから活発に採餌行動をしているように見えました。単純ではありますが、このような行動から動物達は冬が早く訪れると感じているのではと勘ぐりたくなる程、本当によく見かけるようになりました。

写真:エゾシマリス (黒岳8合目 8/21)
2009/08/26 15:0
紅葉 はじめました
2009年8月26日 晴れ時々くもり 21℃(15:00)

 「はじめました」モノの代表格といえばかき氷とカキフライですが、大雪山ではやはり紅葉でしょう。写真は緑岳の通称「たすき」といわれる斜面ですが、白い楕円で囲んだ部分がなんとなく紅くなっているのがわかると思います。まだ紅いシミのような状態ですが、このシミがじわじわと広がり、やがては紅い「たすき」に成長するのです。  しばらくは山から目が離せません。

写真:緑岳(後ろの残雪は高根ヶ原)
2009/08/27 15:24
草紅葉 はじまりました
2009年8月27日 曇 20℃(15:00)

 昨日は黒岳や白雲岳で初氷を迎えました。どおりで寒いはずです。紅葉のスタートとしては幸先のいい冷え込みかなと思いましたが、まあそう思い通りには事は運ばないというのが、ここ最近の常のようです。
 山頂稜線ではウラシマツツジが赤く色付き出し、草紅葉が始まっています。黒岳山頂からポン黒岳にかけては6、7割が色付いています。草紅葉はこれから初雪を迎える頃まで山肌を紅く染め上げていきます。

 写真:ウラシマツツジの草紅葉
   (黒岳山頂/後ろは烏帽子岳 8/26) 
2009/08/27 15:46
そして赤岳も・・・
(その2)

 赤岳のウラジロナナカマドにも色変わりの兆しが見えます。力強い緑色の色素が抜け、全体に褪せたような色に。第4雪渓上部ではくすんだオレンジ色が帯状に広がっていました。今のところは順調・・のようです。
 山頂でホソバイワベンケイが紅葉していました。ウラシマツツジのように稜線を埋め尽くすほどというわけにはいきませんが、黄色、橙、赤と美しいグラデーションを見せてくれます。

 写真:ホソバイワベンケイ
    (小泉岳にて/後ろは白雲岳 8/26)
2009/08/30 16:41
緑岳のたすき
2009年8月30日 曇 15℃(16:30)

 「いや〜寒いわぁ・・」山から戻ってきたみんなが口を揃える。午後3時の黒岳山頂の気温は5℃。風は強いし、もう寒くて寒くてじっとなんてしてられませんでした。これで稜線一帯は紅葉モードのスイッチが点灯。このまま順調に寒さが続けば色づきも進みそうです。ただ、台風が暖気を呼び込み、電池切れなんてことがなければいいのですが・・。
 緑岳のたすきも4日前に比べ、紅い「シミ」がじわじわと裾のほうに広がっていました。

 写真:緑岳ガレ場のたすき(8/30)
2009/08/31 11:53
赤岳の秋と夏
2009年8月31日 曇 19℃(12:00)

 銀泉台第一花園も、サッと刷毛でひとなでしたようなオレンジ色が緑色の斜面に混じるようになりました。どうしても紅葉ばかりが気になるこの頃、目線はついつい上に・・・。
 でも足下に目を向ければ、チングルマやエゾコザクラがようやく遅い夏を向かえ、花を咲かせている所がまだまだあります。周りはすっかり秋。種をつくる時間は限られています。秋に追い抜かれないように急げや急げ〜。

 写真:紅葉を背に開花するチングルマ
    (第3雪渓 8/30)
2009/08/31 12:16
白雲小屋周辺
(その2)

 白雲小屋周辺も現在2割の色づきです。

 *注意:ヒグマ出没中です

   この日(8/30)も白雲小屋周辺で親子グマの姿を確認しました。特に白雲分岐から高根ヶ原へ向かうコースを通行する際、見通しの悪い所では笛や鈴などを事前に鳴らし、こちらの存在をヒグマに知らせるようにしてください。

 写真:ウラジロナナカマドと白雲小屋
  (後ろは高根ヶ原方面、トムラウシ山 8/30)