層雲峡ビジターセンター

2009年10月
2009/10/01 12:08
残月峰
2009年10月1日 晴れ 11℃(12:00)

 今日の残月峰。国道からの眺めです。時間帯や日の射し方によっても雰囲気が随分と変わって見えます。
 中腹部にはまだ緑色も目立ちますが、石狩川沿いや絶壁上部は色付きが進んできました。
 
 写真:残月峰看板前より撮影
    /温泉街より旭川方面に約1km
              (10/1)
2009/10/03 15:23
双槍峰
2009年10月3日 曇後雨 12℃

 晴れたと思ったら土砂降り。天気が落ち着きません。今日は外を歩いていても合羽が手放せない。明日の午後から寒気がやって来るそうで、山はまた白くなるのでしょうか?
 峡谷は黄色がまたいっそう増しました。今日は双槍峰からの一枚です。

 写真:双槍峰 (10/3)
    /温泉街より旭川方面に約3km
2009/10/06 10:40
根雪へ
2009年10月6日 晴れ 13℃(10:30)

 ストーブにはとっくに火を入れました。雲を払い、顔を見せた頂ががっつり白くなっています。紅葉に彩られていた頃とは180度違う厳しい姿が目の前にあります。この雪はもう解けきることもなく、根雪になりそうです。昨日は5合目まで降雪がやってきました。
 陽は射しても寒々とした空です。今朝はホシガラスの声がそれをいっそう強調しているようでした。

 写真:黒岳7合目(10/6)
2009/10/10 16:30
台風去って
2009年10月10日 晴後雨 10℃
(16:30)

 今朝は車の窓の霜取りから始まりました。台風が過ぎ、層雲峡の最低気温はマイナス2℃。日陰の水溜りには氷が張り、数回目(?)の降雪を迎えた大雪山は真っ白で、すっかり冬山の様相です。
 積雪は5合目で15cm〜20cm、7〜9合目で50〜60cm、9合目山頂直下で60〜80cm、山頂周辺で15cm、ポン黒岳〜石室までは吹き溜まりが多く50〜70cm(10日午前10時)。
 7合目リフトで、石室の後片付けを終え、ちょうど下山してくる管理人とすれ違いました。彼の踏み跡がなければ登るのにもっと難儀をしたはずです。下山し た管理人の代わりに、山頂から石室に向かってキツネの足跡がてんてんと続いていました。それは厳しい季節を生きようとする野生の力強い足跡でした。

 写真:黒岳山頂(この足跡はヒト)10/10
2009/10/12 15:48
黒岳5号
2009年10月12日 曇 11℃(15:30)

 



 お台場のガンダムほど大きくないけれど・・。

 



 写真:「ゆけ!黒岳5号!」(どこへ?)    
     
    5合目の積雪/30cm(10/12)

2009/10/15 16:48
発電所のカエデ
2009年10月15日 雨 7℃(17:00)

 8月下旬から色づき始めた大雪山の紅葉も1ヵ月半をかけて、麓の温泉街を過ぎようとしています。そんな中、今もっとも色づいているのは国道39号線沿い の層雲峡発電所周辺です。発電所周辺は、毎年きれいなハウチワカエデの紅葉が見られることから隠れた名所と言われ、早朝から観光バスなどが頻繁に停車して 観光客を喜ばせている場所です。今朝も見事な色をしたカエデを見ることが出きたので、通りがかった際はカメラ片手に停車してみてはいかがでしょうか。

写真:層雲峡発電所周辺のハウチワカエデ (10/15)
2009/10/18 16:41
ラッティングコール
2009年10月18日 曇後雨 12℃
(16:30)

 「フィーヨー・・・フィヨーッ・・・」と、日も暮れた谷間を越えて今年もまたこの声が聞こえてきます。これは秋になり発情期に入ったエゾシカのオスが発 する声で、なわばり主張や自己アピール等の意味があります。そしてこれがまた何とも言えず物悲しげで、秋の深まりというより冬の始まりを連想させるような 声なのです。
 他のオスとのなわばり争いに勝ったのでしょうか?それとも幾度かの争いに興奮しているのでしょうか?勇ましくも哀愁漂う鳴き声が一日の終わりとともに夜に吸い込まれていくようでした。

 写真:エゾシカ(メス)
      紅葉谷 10/18
2009/10/21 16:45
星とニホンザリガニ
2009年10月21日 曇後雨 5℃
(16:30)

 紅葉谷もこのところの風雨に叩かれ、丸裸の山葡萄からはたわわに実った藍色の実が丸見えです。今日はニホンザリガニを探しに紅葉谷へ行きました。
 以前、護岸工事を行った沢におけるザリガニの生息状況を確認するのが目的です。その結果、今回下流域では確認できませんでしたが、上流部での生息を確認することができました。また、小さな個体が確認できたことで、繁殖がまずは行われているということがわかり少し安心。
 浅い水底にはカツラやイタヤカエデの葉がたくさん落ちていました。その黄色いイタヤカエデの葉の形がまるで星のようで、そういえば今日はオリオン座流星群が極大になる(と予想されている)んだっけと思い出し、この先も彼らの姿を見られることを心から願いました。

 写真:ニホンザリガニ
      (紅葉谷 10/21)
2009/10/24 12:10
カメムシ王国
2009年10月24日 晴れ 7℃(12:00)

 嗚呼、今年もやっぱり・・・。ため息がでる。カメムシの大群が今年もまたやって来た。とある昼下がり、壁という壁、窓という窓にびっちりへばりつき、隙 あらば家の中へ侵入しようとカサカサうごめいている姿を目の当たりにしたときは恐怖さえ感じた。まるでヒッチコック映画だ。「カメムシ王国」というタイト ルが頭に浮かぶ。
 カメムシと一口に言ってもその種類は非常に多く、層雲峡周辺でよく見るのはスコットカメムシという種類だ。夏の間はハンノキやミズナラなどの樹の汁を吸 い、冬は集団で越冬する。そして、何と言ってもあの強烈なニオイ。あれがいけない。だがカメムシに悪気があろうはずもなく、結局まあこれはこれでとあきら め、約7ヵ月ものあいだ共存の道を歩むことになるのだった。
2009/10/25 14:59
霜降(そうこう)
2009年10月25日 晴れ7℃(14:30)

 これは昨夜の星空が置いていったのです。
 朝、目覚めると外は別世界になっていました。畑の取り残しの人参もヒメジオンの花も隣の屋根も、あらゆるものが霜の氷をつけて真っ白です。歩くたび長靴 に触れるネコジャラシがしゃりんしゃりんと音を立てます。初めて見る景色でもないのに、初雪を迎えた朝のようにわくわくした気持ちになります。
 霜降りる頃、霜降を迎えました。これからはこんな幻想的な朝も日常となってしまうのです。

 写真:野原一面に降りた霜
(清川 10/25)

 【霜】霜は空気中の水蒸気が地物に接触して細かい氷を形成したもので、よく晴れた風のない夜に気温が氷点下に下がると出来ます。同じように、雪も空気中の水蒸気が昇華して出来た氷の結晶ですが、霜が地物に付着し成長するのに対し、雪の結晶は空気中に浮かんで成長します。
 (参考/雪の結晶)
2009/10/28 13:53
薄氷
2009年10月28日 晴れ 6℃(14:00)

 いつの間に降ったのか、周辺の低山がふわっと雪化粧しています。層雲峡に雪の便りはまだ届きません。
 黒岳6合目の登山道の水溜りに氷が張っていました。薄氷を見ると、ついパリンパリンと割ってみたくなるのですが、思いとどまりました。年輪のような渦模様を描くその端整なラインは、壊してしまうにはあまりにももったいない気がしたのです。
 自然がする仕事というのはどうしてこうも密かに大胆に美しいのでしょう。それは誰に見せようという意図もなく、だからこそいっそう美しく思えるのでしょうか。

 写真:粉雪をのせて(10/28)