層雲峡ビジターセンター
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本年もよろしくお願い申し上げます
2012年01月06日 くもり -4℃(11:20)

 あけましておめでとうございます。 本年はめずらしく?穏やかな元旦となりました。  但し、元旦前後は大雪となるなど、昨年の小雪とは打って変わった天候となりました。  初日の出も綺麗な姿を見せてくれて、今年の大雪山の安全山行をお祈りしてきました。  本年もどうぞよろしくお願いいたします。   * お知らせ〜本日よりビジターセンターのホームページアドレスが変更となります。旧アドレスで閲覧した場合、約10秒後に新ホームページに自動で移動するように設定させていただきました。移動したホームページをブックマーク等していただきますよう御願いいたします。

写真:ニセイカウシュッペ方面からの初日の出    右側の小さな塔が上川町のシンボルでもあります    「エスポワールの鐘」です。 越路峠付近より 1/1
エゾモモンガの痕跡
2012年01月07日 雪 -6℃(10:00)

 昨年12月の後半に「エゾモモンガ」をご紹介しましたが、今回はその痕跡を少しだけアップしてみました。  主に「夜行性」で、季節や天気によって変動しますが、活動の開始・終了は日没後と日の出時刻に対応しています。  日没後に巣穴から出るとまず決まった場所で排泄をします。  その為、巣穴の下は写真のような米粒のような糞が堆積し、特に積雪期などは目立ちます。  主食は樹の芽や花・葉などなど・・・。 写真のように、雪上にトドマツの葉などが大量に散乱していたら、モモンガの可能性が大です。  葉軸が斜めに噛み切られていたり、葉に糸鋸のような噛み痕があるはずです。    観察の際は、くれぐれも驚かせないようにそっと見守ってあげてくださいね。  尚、次回1月号の「ビジターセンターだより」の表紙を飾るのは「エゾモモンガ」としました。  25日頃ホームページでもアップしますので、是非ご覧下さい。

写真:モモンガ糞堆積・噛み切った葉の残葉
親子のシカ
2012年01月08日 快晴 -20℃(9:10)

 久しぶりにシカが顔を見せてくれました。 しかも、親子での登場です。  辺りには、雌のシカが5〜6頭。 しきりに雪の中に顔を潜らせ、お食事中でした。

写真:親子シカ 層雲峡 1/7
久しぶりの快晴です
2012年01月08日 快晴 -20℃(9:30)

 本日は快晴です。 峡谷上には綺麗な樹氷も見えています。  しかし・・・寒い!しばれるぅ〜 早朝センター前の温度計で、最低気温−22℃。  今現在も−20℃と、とても冷え込んでいます。 快晴ということもあり、黒岳も見事な雄姿を見せてくれています。

写真:層雲峡峡谷と黒岳 1/8
氷の造形〜紅葉谷(紅葉滝)
2012年01月08日 晴れ -7℃(15:00)

 快晴ということもあり、層雲峡の散策スポットでもある「紅葉谷」に行ってきました。  年間を通して散策が可能なこの場所は、冬はもちろん「スノーシュー」での散策です。  たくさんの降雪があったため深雪を覚悟しましたが、そんな心配もなく逆に硬く締まった良い雪でした。  数々の動物の痕跡や野鳥達を観察しながら、終点は紅葉滝です。  写真の通り、「氷のカーテン」や滝の飛沫(しぶき)でできた「飛沫氷柱」など、この時期ならではの幻想的な氷の造形を楽しむことができます。

写真:紅葉滝の氷の造形 1/8
エゾユキウサギの痕跡
2012年01月11日 雪 -14℃(13:20)

 昨年から長期間にわたって「エゾユキウサギ」を追っていましたが、残念ながらアップできませんでした。  姿は頻繁に見つけてはいたのですが、いかんせんその逃げ足が速く中々写真には収められませんでした。  そこで、今回はその痕跡を少々ご紹介します。  体長は約50cm、体重は約3k、耳の長さは約10cmで日本の野生種のウサギとしては最大のものです。  毛はご存知の通り、冬は真っ白、夏は全体的に褐色ですが、耳の先端部は通年を通して黒色です。  足の裏には毛が密集して、「かんじき」の役目を果たしており、雪の上でも滑りにくくなっています。  夜行性ですが、冬には昼間も活動します。食性は草食で、冬期間は樹皮や樹木の葉・枝などを食べています。  写真は、その樹皮や笹を食べた痕跡と糞、右端はユキウサギが実際に寝ていた「穴」です。

写真:エゾユキウサギの痕跡 1/11
さて何の穴でしょう?
2012年01月14日 吹雪 -15℃(13:30)

 もう皆さんご存知ですよね? 日本で最大のキツツキ、全長約45cmの「クマゲラ」の「採餌木」です。  しかしよくもここまで彫れる(突付く?)ものですね〜 昔、アイヌの人たちはクマゲラのことを「チプタチカップカムイ」(舟を彫る神)と呼んでいました。  う〜ん、うなづけます! この天然記念物のクマゲラも、開発(伐採)などでの生息地の破壊等々が原因で生息数は減少しています。  環境省のレッドリストでも、絶滅危惧2類VU=絶滅の危険が増大している種としています・・・。  今年は、冬にやってくる野鳥達がなかなか姿を現しません・・・。  色々と原因はありますが、鳥達から学ぶものも多くあります。

写真:クマゲラ採餌木 紅葉谷 1/14
フロストフラワー(氷の華)
2012年01月14日 吹雪 -15℃(13:40)

 実に神秘的な模様です。 フロストフラワー:氷の華と呼ばれています。   空気中の水蒸気が氷や石などの表面に付着して凍りつき、花びらのような形に成長したものです。  冬の風物詩の一つですが、息を吹きかけると「あっという間に」壊れてしまいます・・・。

写真:氷の華 紅葉谷 1/14
逃げろ〜
2012年01月14日 吹雪 -15℃(14:30)

 「エゾリス」が雪の中に顔を突っ込みエサ探しをしていました。  時間にして5分は掘っていたでしょうか・・・。 ようやく中から「クルミ」を見つけたようです。  こちらに人がいるとも知らず、一生懸命に掘るぅ〜掘るぅ〜。  口にくわえたところでようやく気づき、一目散に逃げていきました。  その後姿が何とも「かわいい」格好で・・・。 思わず笑ってしまいました。

写真:エサの掘り返し跡と逃げるエゾリス 1/14
今日も寒いです・・・
2012年01月17日 晴れ -10℃(13:40)

 毎日寒い日が続いていますが、本日も早朝センター前の温度計で−24℃でした。  写真は雌のシカですが、頭に乗った雪が凍りかけていました。  この日は、エゾシカの群れが約15頭・・・。 久しぶりに大きな群れに出会うことができました。

写真:雌鹿 層雲峡 1/17
ヒグマの痕跡
2012年01月17日 晴れ -10℃(14:00)

 森の中を散策中にヒグマの爪痕を見つけました。 近々のものではないにしても、やはり「ゾクッ」とします。  状況から判断すると、この爪痕は数年前に付けられたものと推測され、木登り痕と思われます。 (テリトリーを知らせる場合は、真っ直ぐに付きます)  夏には中々行けない場所でも、雪が多く積もる冬期間では、スノーシューがあれば色々な動物のサインも見つけることができます。

写真:ヒグマの爪痕 1/17
紅葉谷の状況
2012年01月17日 晴れ -10℃(14:40)

 気温は低いものの久しぶりに晴れ間が出たため、層雲峡の散策スポット「紅葉谷」に行ってきました。  風の影響もあってか、雪面は硬く若干の急斜面では上下山ともに大変滑りやすくなっていました。  滑落や踏み抜きの危険も伴いますので、十分に注意されて散策下さい。  写真は「紅葉谷」入り口付近の「エゾシカ」の「おしり」です。  お花の形のようです・・・。 層雲峡近辺では、このエゾシカが比較的容易に見ることができますので、観察してみてはいかがでしょうか?

写真:エゾシカのおしり 1/17
冷え込んでいます
2012年01月20日 快晴 -10℃(12:30)

 ここ数日間はとても冷え込んでいます。 今日も含めて5日連続で−20℃を超えています。  早朝センター前の温度計は−26℃・・・。 12/21以来の−26℃、最低気温タイ記録です。  しかも、今日の寒さは「痛い」! 完全防備での出社ですが、何枚着ても寒いです。  しかし、意を決して「紅葉谷」に行ってきました。 数日間降雪がないため、数々の動物の痕跡をみることができました。

写真:樹氷 紅葉谷にて 1/20
逃げないエゾシカ
2012年01月27日 晴れ -13℃(15:30)

 温泉街の住宅地に「エゾシカ」が現れました。 が、動かない・・・。  非常に警戒心の強い動物ですが、人が寄って行っても逃げようとしません。  とそこに、大型バスが通りかかりました。 近づくにつれ、ようやく「のろのろ」と歩き始めました。  この近辺には、エゾシカが多く生息しており、朝起きてカーテンを開けると目の前にシカ・・・ということもめずらしくはないのです。

写真:ようやく歩き出したエゾシカ 層雲峡 1/27
つらら
2012年01月27日 晴れ -13℃(15:50)

 層雲峡の散策スポット「紅葉谷」と平行して流れる「赤石川」という川がありますが、その下流域に行ってきました。  赤石川の水源は、大雪山のお鉢平旧噴火口の底部(標高1910m)を源としています。  全長は約10km、上流部では噴気孔から硫化水素が出ているため、酸性度が極めて強く川石は全体的に赤茶けた色をしており、日本でも最も強酸性の川のひとつといえます。  今日は、その赤石川の下流域。 標高1800m周辺の黒岳東斜面にある沢(九十九沢)と赤石川の合流点近くでは、写真のような大きな氷柱が出来上がっていました。

写真:合流点近くの氷柱 層雲峡 1/27
エゾシカの排泄
2012年01月27日 晴れ -13℃(16:00)

 お食事中の方、ごめんなさい・・・。 エゾシカのまん丸とした「糞」を見たことはあると思いますが、今回はその排泄の仕方。  写真のように、「しっぽ」を上にあげバラバラと落とすように排泄します。  基本的には立って用を足しますが、時には歩きながらの排泄。  絞り出すという感じではなく、外に飛ばすという表現が合っているかもしれません。  ちょっとだらしないです・・・。

写真:エゾシカの排泄 層雲峡 1/27
エゾモモンガの休憩
2012年01月27日 晴れ -13℃(16:20)

 森の中を散策中、「クマゲラ」の採餌木を見つけました。  「木屑」が比較的新しく、数日前に突付いたものと思われます。  が・・・良く穴を見てみると(写真ではわかりずらいかもしれません)、エゾモモンガの「糞」がありました。  モモンガは「夜行性」で、日没後に巣穴から出てまず最初に排泄をしますが、この採餌木は明らかにモモンガの巣穴ではありません。  滑空の途中に「休憩」で立寄ったのでしょう・・・。 クマゲラもびっくりするかも?

写真:クマゲラの採餌木にモモンガの糞が 層雲峡    1/27