層雲峡ビジターセンター
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色々と咲き出しています2
2012年05月03日 曇 14℃(11:40)

 先日の「エンレイソウ・ツツジ・イチゲ」に続いて、「ミズバショウ」「カタクリ」「コブシ」も咲き出しました。  ですが・・・サクラはまだ先になりそうです。 今の見所は「エゾエンゴサク」や「ミズバショウ」といったところでしょうか。  写真のカタクリもようやく咲き始めで、まだ下を向いたままでした。

写真:ミズバショウ、カタクリ、コブシ 上川町 5/1
エゾライチョウ
2012年05月03日 曇 14℃(11:50)

 「エゾライチョウ」のつがいに出会いました。 早くもつがいを形成したようです。  写真の雄は、縄張りを主張するためか盛んに鳴き声を上げたり、胸を張ったり、尾羽を扇のように開きながら歩く「ディスプレイ」をしていました。

写真:エゾライチョウ雄 上川町 5/2
黒岳の状況
2012年05月03日 曇 14℃(12:30)

 黒岳の近況です。 いつも通り、未だ全面雪の様子です。  但し、日増しに融けており九合目付近では「踏抜き」に要注意のようです。  また、早朝などは雪面が硬くなっている場合もありますので、滑落にも十分な注意が必要です。  5/3現在、七合目の積雪は240cm(昨年同日で300cm)と昨年よりかなり少なく推移しています。  この様子であれば、頂上直下は意外と早めに登山道が露出するかもしれません。  尚、黒岳ペアリフトは5/7〜5/29の期間は「夏型切替工事」のため整備運休となります。(ロープウェイは通常運行です)

写真:黒岳1984 層雲峡園地より 5/1
早起きは・・・
2012年05月03日 曇 14℃(12:50)

 早起きはナントやらで、早朝森の中を散策中に「エゾモモンガ」に出会いました。  既に樹洞から出ており、排泄中・・・。 すぐさま、また就寝の時間のため穴に戻っていきました。

写真:エゾモモンガ 5/1
ツツジが満開です
2012年05月06日 晴れ 13℃(9:00)

 「エゾムラサキツツジ」が見頃を迎えています。 開花は4/30でしたが、天候の影響もあり、ようやく本日満開となりました。  層雲峡峡谷のツツジも5/2に開花しましたので、そろそろ見頃を迎えると思われます。  このツツジは「上川町 上川公園」のものですが、ここの「エゾヤマザクラ」も5/4に開花しましたので、近日中に満開になりそうです。

写真:エゾムラサキツツジ 上川公園 5/6
見事な声量です
2012年05月06日 曇 16℃(15:40)

 左が「コマドリ」〜『ヒン カララララ〜』。  右が「ミソサザイ」〜『チィチィピチュピチュツルルルル〜』。  日本でも1、2を争うほどの小さい野鳥ですが、その声量は素晴らしく、森の中によく響き渡ります。  特に「コマドリ」は、日本三鳴鳥と言われるほどに美しい鳴き声です。(残りはウグイスとオオルリです)  どちらとも、早春を感じるのにうってつけの鳥です。  この日は運よく2羽が近くにいましたので、ステキな「歌」を聞かせてもらいました。

写真:コマドリ ミソサザイ 層雲峡 5/6
桜が満開です
2012年05月09日 晴れ 14℃(14:40)

 上川町にある「上川公園」のエゾヤマザクラが満開を迎えています。  開花の確認は5/4、その後不安定な天候が続きましたので心配されましたが、その悪天を乗り越えて7日近辺より見頃となりました。  大雪山連峰の残雪とサクラ・・・。 見事な景観となっています。  この後は、黒岳五合目の「チシマザクラ」の開花も待ち遠しいです。  エゾヤマとチシマ、見分け方は・・・ ・チシマは幹が曲がっている ・エゾヤマのほうが花が小さい ・葉もエゾヤマのほうが小さい ・チシマは高さ3〜5m、エゾヤマは10〜20m ・太さもエゾヤマのほうが50cm以上大きいです などなどです・・・。

写真:エゾヤマザクラ 上川公園 5/9
山の予定
2012年05月10日 曇 12℃(14:10)

 そろそろ問い合わせが増えてきましたが、現段階での予定をお知らせします。 ・高原温泉開通6月08日 ・銀泉台開通6月14日11:00 ・黒岳石室開始6月16日 ・大雪山安全祈願祭6月30日 ・山開き縦走登山会7月01日  あくまでも予定となりますので、確定後再度お知らせ致します。  山の状況ですが、例年より融雪の速度が早いようです。このまま推移すると、お花は少し早くなりそうです。(本日現在での予測ですが・・・)

写真:エゾモモンガ 5/9
仲良し?
2012年05月15日 曇 15℃(12:00)

 樹上に「ノスリ」と「トビ」が仲良く止まっていました。  真下には、水溜りのような小さな「池」ができています。  その中には、エゾアカガエルの卵やカルガモが数羽泳いでいましたが、何とエゾシカの残滓(死骸)もありました。  さて、この両者何を狙っているのでしょう・・・。

写真:ノスリ(左) トビ(右) 後方は大雪山連峰一部 上川町 5/15
まだ白いです
2012年05月15日 曇 15℃(12:40)

 たびたび目にしていましたが、ようやくカメラに収まりました。  夏毛への切り替わりは6月下旬頃のようですが、まだ「真っ白」でした。  こちらも身を隠していましたが、警戒心がかなり強く、シャッター音一つで写真の通り「走る〜走る〜」。  平均時速40〜50キロ、最高速度は何と80キロにも及びます。  「とにかく速い」・・・。

写真:エゾユキウサギ 上川町 5/15
相変わらず美しいです
2012年05月15日 曇 15℃(12:50)

 「キビタキ」がやってきました。 いつ見ても鮮やかなオレンジ色です。  サクラのピンクも綺麗ですが、何とも美しい光景です。

写真:キビタキ 上川町 5/15
珍鳥:ジョウビタキ
2012年05月16日 小雨 10℃(12:30)

 北海道では数が少なく比較的珍しい渡り鳥です。 今から30年程前に大雪山麓で繁殖例はあるものの、その後道内では繁殖報告がないようです。

写真:ジョウビタキ 層雲峡 5/16
ビジターセンター行事
2012年05月16日 小雨 10℃(15:10)

 まだ雪の残る標高1090mに位置する山地高層湿原「雲井ヶ原湿原」講座が行われました。  この講座の最大の見所は針葉樹林帯の倒木更新です。雪融けが遅れ、現在「根開き」の時期にありましたが、倒木や根株のところは雪が融けて観察にはとても良い状態でした。  湿原に出ると辺りは一変です。 低い「アカエゾマツ」のみとなってしまいます。  こうした大自然の営みを目の当たりにした参加者の皆さんは、感心しきりです・・・。  前日には降雪があり、ここで生息しているエゾクロテンなどの足跡を観察しながら、また「ミズバショウ」がポツンと顔を出したばかりの風景などを見ながら、無事終了となりました。  尚、登山道にはまだまだ雪がありますので十分な注意が必要です。  これからは、ピンク色の「ショウジョウバカマ」をはじめとしたお花達や、「コマドリ」や「ルリビタキ」などが生息し野鳥観察には打って付けのこのコース、また、湿原を代表する「ルリボシヤンマ」などの昆虫類観察なども湿原散策の楽しみです。

写真:ミズバショウが顔を出し始めました 5/13
層雲峡峡谷のサクラ
2012年05月18日 曇 14℃(15:00)

 層雲峡峡谷のサクラが見頃を迎えました。 寒い日が続きましたが、何とか綺麗な姿を見せてくれました。  雪が降ったり、風が強かったりで心配されましたが、エゾムラサキツツジと並んで、只今の峡谷はだんだんと賑やかになってきました。

写真:層雲峡峡谷 5/18
ビジターセンター行事
2012年05月20日 快晴 16℃(13:10)

 センター講座「春のバードウォッチング」が行われました。  今回の観察場所は、陸万別川から石狩川沿いの河畔林の森で行い、樹木の芽吹き始めという事もあり、参加された方は双眼鏡なしでもずいぶんと野鳥を見つけることができました。  観察できた野鳥はオオルリ、キビタキ、コルリ、センダイムシクイなど18種類が見られ、野鳥標識員の方からは、鳥の生態の他に大雪山周辺の鳥類調査の話しを交えながらの観察会となりました。

写真:キビタキ観察中 5/20
さらに雪解けが進んでいます
2012年05月20日 快晴 16℃(14:30)

 上川町の景勝地「旭ヶ丘」からの大雪山連峰です。 日増しに雪解けが進んでいるようです。  4/15に同様の写真をアップしていますので、バックナンバーから確認することができます。  間もなく山に入る時期が近づいてきました。 お花がどうなっているのかが心配です・・・。

写真:大雪山連峰 上川町旭ヶ丘 5/20
イカルがいました
2012年05月20日 快晴 16℃(14:50)

 この辺りでは珍しい「イカル」がいました。 太い嘴の黄色と黒い頭部のコントラストが特徴的です。  地鳴きが「キョッキョッ」と鳴くため、キツツキ類と間違えそうですが、さえずりは「キィーコーキィー」「キコキコキー」。  大きくとても澄んだ鳴き声で、森の中に響き渡ります。

写真:イカル 上川町 5/19
ジュウイチ
2012年05月23日 曇 19℃(11:20)

 聞きなれない名前と思われますが、カッコウ科の野鳥です。  夏鳥で全長は約30cm程、頭部から背、翼にかけては灰黒色、胸から腹にかけては淡褐色で、喉と下尾筒は白いです。  黄色いアイリングがあり、嘴は黒くて基部と先端は黄色です。  何といっても、鳴き声が特徴的です。「ジュウイチー ジュウイチー ジュウイチー」を繰り返し、徐々にテンポと音程を上げて、最後は「ジュジュジュジュジュ」で終わります。聞きなれない鳴き声のため、明らかに「この野鳥は何だ?」と思うはず。  森林性で、平地や空けた環境にはほとんど現れることがなく、近くではまず見ることができません。最も見つけることが困難な鳥の一つと言われています。  昔の人は、ジュウイチの声を「慈悲心」と聞いたそうです。そのため、「仏法僧」と鳴くと思われていたブッポウソウ(本当はコノハズク)、「法、法華経」と鳴くウグイスを入れて、「日本三霊鳥」としてあがめていたとか・・・。

写真:ジュウイチ 上川町 5/22
さくらのじゅうたん
2012年05月23日 曇 19℃(11:50)

 まだまだ「エゾムラサキツツジ」や「エゾヤマザクラ」が峡谷を賑わせていますが、そろそろ散り始めも見受けられるようになってきました。  そんな中、川沿いを散策中にとても綺麗な光景を見ることができました。  散ったさくらの花びらが、辺り一面にちりばめられ、さながら「さくらのじゅうたん」のようでした。  何と、散った花びらの下は未だに残る「雪渓」です。  何とも幻想的な風景でした。

写真:雪渓上に散ったさくらの花びら 5/22
カワセミ
2012年05月24日 曇 15℃(11:50)

 森の中を散策中に水溜りのような少々大きい池がありました。  オシドリ(カモ)のつがいが池から上がり、山の上に向かって歩いていきました。(オシドリは樹洞に営巣します) その様子を見ていましたが、川面に突き出した枝に突然「カワセミ」が飛来しました。  小魚を捕食しますが、どう見てもこの池には魚はいないと思うのですが・・・。  しばらく川面を見つめていました。

写真:カワセミ 層雲峡 5/24
ようやく来てくれました
2012年05月30日 曇 16℃(13:50)

 チゴハヤブサが「つがい」となって、ようやく姿を見せてくれました。(昨年は5/15)  キレンジャクや白鳥に続いて、チゴハヤブサまでも来ないのかな〜と思っていた矢先のことでした。  渡りの途中でアクシデントでも・・・。 と思っていましたので・・・。  チゴハヤブサはカラスの古巣を利用して繁殖しますが(自分では巣は作りません)、さて無事に繁殖となるでしょうか?  但し、毎年、同じ巣や林を続けて使うことが多いようですが、今回飛来した場所は前回とは別の場所・・・。  うまく古巣を見つけて欲しいのですが・・・。

写真:チゴハヤブサ(下写真は飛び立つ瞬間。胸付近の黒い縦斑が鮮やかです) 5/30
黒岳
2012年05月31日 快晴 17℃(11:00)

 ようやく気温が上がってきています。 大雪山連峰も日増しに雪解けが進んでいるようです。  黒岳の斜面も昨年とは一変し、写真のような状況となっています。  左側が本日の黒岳(層雲峡園地より)、右側が昨年の6/7の黒岳(五合目展望台より)です。  情報では、九合目の「ベンチ」が既に顔を出しているとのこと。  お花は、ポン黒周辺で「ウラシマツツジ」や「コメバツガザクラ」などが開花しているようです。  週末に向けて登山を予定されている方は、雪解けは進んではいますが、「踏み抜き」や朝晩の気温の低い状態での「滑落」、濃霧時の道迷い等には十分注意されて下さい。

写真:黒岳 上5/31 下6/7(2011年)