層雲峡ビジターセンター
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赤石川の状況
2012年07月02日 曇り 18℃(8:40)

 赤石川の状況です。 写真の通りまだ雪渓の上を歩けますが・・・。  雪渓もかなり薄くなってきており、近日中には落ちてしまうと思われます。  「蛇カゴ」も見えはじめてきていますが、雪渓が落ちてしまうと、蛇カゴの上か若しくは水の中を歩かなければなりません。  さらに、対岸同士はまだ高い雪の壁となっているため、これを登らなければならない状況となりそうです。  毎年のことながら、シーズン初めはこのような状況と、そして気象条件に左右される赤石川。  落ち着くまでは、もうしばらく時間がかかりますが、装備を万全に安全な山行をお願いします。 * お知らせ  ヒグマの影響で、本日から「三笠新道」通行止めとなりました。

写真:赤石川 6/29
北鎮岳分岐下雪渓
2012年07月03日 雨 22℃(15:20)

 分岐下雪渓の状況です。 雪解けが早い大雪山ですが、やはりここは別・・・。  たっぷりと200m弱の雪渓です。 気温が高く推移しているため、雪面は凍ってなく踏み跡も深く付いていますので本日は問題なく登れました。  が・・・下りは慎重に降りたほうがよさそうです。 また、気温の変化とともに雪面の状況も変わります。  装備を万全にお願いします。 ストックは必需ですが、軽アイゼン程度があると尚安心です。

写真:北鎮岳分岐下 7/3
黒岳の残雪状況
2012年07月03日 小雨 22℃(16:00)

 ようやく(・・・といっても昨年と比較すると二週間程度融雪がはやいですが)、雪のない黒岳登山道となりそうです。  写真ではまだまだたくさんの残雪があるように見えますが、七合目周辺に2m、八合目周辺に5mと残りわずかな雪渓です。  間もなく消雪すると思われますが、歩き疲れての「下り」は、たとえ距離が短い雪でも慎重に下山して下さい。

写真:黒岳八合目周辺 7/3
ウコンウツギが見頃です
2012年07月03日 曇り 22℃(16:20)

 黒岳八合目から頂上直下にかけて「ウコンウツギ」が見頃を迎えています。  まだまだ蕾もたくさんありますので、さらによくなっていくでしょう。  全般的に花数も増えてきており、そろそろ花の黒岳となりそうです。

写真:黒岳九合目付近 7/3
雲の平1
2012年07月03日 曇り 22℃(16:50)

 雲の平の様子です。 まだ所々ですが、キバナシャクナゲが群落を形成しています。  蕾もまだまだありますのでこれからに期待ですが、このお花は花期が短く、気象条件に大きく左右されます。  さて、今後はどのような群落となっていくでしょうか・・・。

写真:雲の平 7/3
雲の平2
2012年07月03日 曇り 22℃(16:50)

 雲の平の様子2です。 キバナシャクナゲ同様にまだ所々ですが群落を形成しつつあります。  場所によってはエゾツガザクラが交じった群落となっていますが、登山道脇は少しずつですが花数が増えてきています。  このままのお天気で見事な群落を期待していますが・・・。

写真:雲の平2 7/3
道迷いに注意
2012年07月05日 曇り 12℃(10:15)

 きのう銀泉台第一花園下で道に迷った登山者に会いました。ご当人のお話では、銀泉台から赤岳に向かって歩き始めたのだが、登山道がどんどん下りはじめて…ということで、見晴し台へ向かっていた私たちから見ると、銀線台へ戻っていく方向へ進んでいました。ちょっと理解に苦しむお話でしたが、雪渓上で方角を見失ったのでしょうか。    道北地方山岳遭難防止対策協議会発行の『登山ガイド2012』によると、ここ五年間の遭難原因で最も多いのが「道迷い」で、全体の40%を占めています。とくに残雪や雪渓がまだ広く残っている今時期は要注意といえます。足跡をついていけばいいだろうと、気軽に考えがちですが、残念ながら間違った足跡が付けられている場合もあり、途中で気がつけばいいのですが、そのまま道に迷って遭難ということも予想されます。    平野部では最高気温が30℃を超えたりして、季節感としては真夏なのですが、山の上ではまだ、残雪期から夏山への移行期にあたる今の時季は、一人で山へはいる場合、とくに注意が必要です。以下の条件をクリアーできない人は、単独での入山を避け、ガイドや熟練登山者に同行してもらいましょう。   ・ルートを熟知している ・地形図とコンパスを使いこなせる ・リスクマネジメント(危機対応)ができる

写真:赤岳第三雪渓 7/4
ニョロニョロ大群落
2012年07月07日 晴れ 22℃(14:00)

 十日近くあけて訪れた緑岳の稜線は様相が一変していました。我が世の春を謳歌していたホソバウルップソウはほぼ枯れかけ、その代わりにグンと勢いを増してきたのがエゾハハコヨモギ。ニョロニョロとした姿が風に揺れ、どことなく幽霊を思わせる外観。    その幽霊の大群が稜線を埋め尽くしている様子はまさに圧巻の一言です。まだ開花しているものは少なく、蕾のものが大半ですが、早咲きの花から夏の花への移行期といえるここ一週間くらいは、ニョロニョロの大群落が幅を利かせそうです。    下の方では、第一花畑の木道がほぼ露出し、雪田端の一部ですが、アオノツガザクラ・チングルマ・エゾコザクラ・ジムカデ・キバナシャクナゲが咲いてきています。  第一花畑と第二花畑の間には回廊状に雪が残っていますが、まもなく登山道が出てきそうです。第二花畑からエイコノ沢のガレ場にかけては、一カ所登山道が露出している外は、雪上歩行になります。視界不良時はご注意ください。 開花状況 登山口〜下部樹林帯: ダイセツヒナオトギリ(始)シロバナノニガナ(始)エゾイチゲ↓・ゴゼンタチバナ◯ 第一花畑(雪田端の一部): アオノツガザクラ↑・チングルマ↑・エゾコザクラ↑・ジムカデ↑・キバナシャクナゲ↑ エイコノ沢ガレ場: トカチフウロ◯・ウコンウツギ◯ ハイマツ帯: エゾウサギギク(始)・イソツツジ↓・メアカンキンバイ↓・ミヤマキンバイ↓・ゴゼンタチバナ↑・エゾノマルバシモツケ↑ 岩塊斜面: イワブクロ↑・コケモモ◯・クロマメノキ◯・イソツツジ◯・エゾノマルバシモツケ↑・ハイマツ◯・チシマキンレイカ↑ 緑岳山頂〜板垣分岐: エゾノマルバシモツケ↑・メアカンキンバイ↓・ミヤマキンバイ↓・イソツツジ↑・エゾイワツメクサ↑・エゾタカネツメクサ↑・チシマキンレイカ◯・イワブクロ(始)・ホソバウルップソウ↓・チョウノスケソウ↓・エゾオヤマノエンドウ↓・メアカンキンバイ↓・ミヤマキンバイ↓・タカネスミレ◯・エゾタカネツメクサ◯・キバナシオガマ◯・エゾハハコヨモギ↑・イワヒゲ↑・エゾツツジ(始)・ヒメイワタデ(始)・チシマキンレイカ(始)・クモマユキノシタ(始)

消雪しました
2012年07月10日 曇り 19℃(14:10)

 黒岳の登山道上の雪は消雪しました。 写真の通り、登山道脇には数ヶ所残っているところもありますが、雪の上を歩くことはありません。  昨年と比較すると、約一週間早い消雪となりました。  但し、登り始めから八合目下部までは、前日の降雨のため大変滑りやすくなっていました。  天候が回復しますと問題なく乾いた登山道を歩くことになりますが、前日が雨という場合は十分注意されて下さい。

写真:黒岳八合目周辺 7/10
見事な雲海でした
2012年07月10日 曇り 19℃(16:20)

 下界は真っ白・・・濃霧状態・・・。 しかし、雲海が出る状況が揃っていたため、黒岳方面に行ってきましたが、読みが当り見事な雲海が現れました。  が・・・、その雲も時間がたつにつれバラけてしまい、とうとう「赤石川」に辿りついた時は霧の中・・・。  おまけに雨も降り出してしまい、なかなかうまくはいかないものです。  最近のお天気は読めません・・・。 しかし、本日の雲海は「ウコンウツギ」の群落と重なり見事な眺望でした。

写真:黒岳九合目付近 7/10
黒岳九合目
2012年07月10日 曇り 19℃(16:30)

 九合目付近のお花の状態が日増しに良くなってきました。  特に「ウコンウツギ」の群落は、ここ数年の内では大変に良い状態と言えそうです。  頂上直下にはまだ蕾もありますので、まだまだ見頃は続きそうです。(お天気に左右されてしまいますが)  花数も揃いつつありますので、お花目的の方は十分お楽しみいただけそうです。

写真:黒岳九合目 7/10
赤石川の状況
2012年07月10日 曇り 19℃(16:50)

 昨日の降雨の影響で、水量がやや増していました。 本日は何とか渡れましたが、前日等のお天気に注意されてください。  前方に「団体」がいましたが、見たところ「本州のお客様」のようでしたが、ガイドが川の中に入り一人ずつサポートされていました。  写真ではあまり感じられないかもしれませんが、大変に滑りやすく、意外と流れも速いです。  また、対岸には高さは低くはなったものの、まだ雪渓があります。  パトロールの方が「スコップ」を置いてくれましたので、上がれないときは活用して下さい。 *濃霧のため写真は撮れませんでしたが、北鎮岳分岐下の雪渓は相変わらず200m弱の雪渓が残っています。悪天時は雪面が凍りつきます。装備を万全にお願いします。

写真:赤石川 7/10
雲の平1
2012年07月10日 曇り 19℃(17:10)

 雲の平の様子です。 前回情報時は「チングルマ」「エゾツガザクラ」がまだ蕾のものが多かったですが、少しずつ群落を形成しています。  場所によっては見頃の所も出てきています。 このままのお天気で推移してほしいのですが・・・。

写真:雲の平 7/10
雲の平2
2012年07月10日 曇り 19℃(17:15)

 そろそろ「キバナシャクナゲ」は終花を迎えていると推測していましたが、まだまだ見頃が続いていました。  場所によっては「枯れかけ」も目にしますが、強い雨が降った影響もさほど受けなかったようです。  黒岳の北東斜面のお花と同様に、ここ雲の平のお花も今年は全般的に「花付き」が良さそうです。  登山者の方とたびたびお話しをしますが、「今年のお花は良いですね」との声が多いです。  何とか天候が良い方向に向かってくれることを願っていますが・・・。

写真:雲の平 7/10
赤石川方面へ
2012年07月10日 曇り 19℃(17:30)

 まだまだ雪の多い赤石川方面ですが、雪解け場から「チングルマ」や「エゾツガザクラ」が群落を形成しています。  まだ一部ですが、これから徐々に増えて行くでしょう。  赤石川に辿り着くまではまだ大きな雪渓がありますので、視界不良時は十分に注意されて下さい。

写真:チングルマ小群落 7/10
ヒサゴ沼 その1
2012年07月12日 雨 14℃(13:45)

 天人峡からヒサゴ沼を往復してきました。    天人峡・滝見台付近から第一公園までの樹林帯に大きな倒木が4〜5本あり、縦走用の大型ザックの場合、通過に苦労するかも知れません。第二公園付近は登山道の荒廃がとくに酷いうえ、大きくササがかぶっていたり、水たまりがあり、予想外に時間がかかります。    このコースを登りに使う場合、ペース次第では一日でヒサゴ沼にたどり着けない可能性もありますので、登山を計画している方はご注意ください。なお、コース途中にキャンプ指定地はありません。

写真:天人峡・第二公園付近 7/10
ヒサゴ沼 その2
2012年07月12日 雨 14℃(14:00)

 ここしばらく雨が多かったためか、ヒサゴ沼キャンプ指定地は、ぬかるんでいる部分が多く、テントを張るのに適した場所を見つけるのに苦労しました。    込み合う時期は、指定地を外れて植物帯にテントを張ったりしないようにしてください。

写真:ヒサゴ沼キャンプ指定地 7/10
ヒサゴ沼 その3
2012年07月12日 雨 14℃(14:30)

残雪の状況  化雲平周辺:登山道上にところどころ雪が残っており、視界不良時には要注意です。五色岳からトムラウシ山へ縦走する場合、雪渓上をそのままヒサゴ沼へ下降しないよう、地形図での確認が重要です。  化雲岳〜ヒサゴ沼:雪渓は例年より小さめです。視界不良時は避難小屋へ下る登山道が見つけにくく、雪渓上を直接沼へ降りてしまう可能性があります。    ヒサゴ沼〜ヒサゴのコル:こちらも例年より雪渓は小さいですが、傾斜がややきついので、早朝など雪が硬いときは軽アイゼンをつけるなどの対策が必要になります。また、沼の縁にも残雪がありますので、沼に滑落しないよう慎重にトラバースしましょう。

写真:ヒサゴ沼からヒサゴのコルへの登り 7/10
赤緑稜線
2012年07月14日 雨 14℃(14:30)

 赤岳から緑岳にかけての稜線でエゾツツジが咲き始めました。先週訪れたときは、エゾハハコヨモギのニョロニョロが圧倒的に多く、稜線は白っぽい印象でしたが、エゾツツジの鮮やかな紅がいろどりを添え、艶やかな色に変わってきています。また、コマクサ平のコマクサも見頃になってきました。 残雪の状況  第一花園入口付近に10m程、看板付近に50m程残っています。トラバースに注意してください。  第二花園は全面、奥の平は上部に20mほど残っています。第二花園は視界不良時は注意してください。  第三雪渓は、登山道上を歩けるようになりました。第四雪渓は、下部に10mほど残っていますが、間もなく解けそうです。 開花状況  登山口〜第一花園:ウコンウツギ↑・ゴゼンタチバナ↑  第二花園〜奥の平:チングルマ↑・エゾコザクラ↑・キバナシャクナゲ◯  コマクサ平:コマクサ◯・チシマキンレイカ◯・イソツツジ◯・イワブクロ↑・キバナシオガマ↓  第三雪渓:メアカンキンバイ◯・チングルマ↑・エゾコザクラ↑・エゾノツガザクラ↑・アオノツガザクラ(始)・キバナシャクナゲ◯  第四雪渓:チングルマ◯・エゾノツガザクラ◯・エゾコザクラ◯・エゾヒメクワガタ↑・エゾノハクサンイチゲ↓  赤岳〜小泉岳:エゾタカネツメクサ◯・エゾハハコヨモギ◯・イワブクロ↑・タカネスミレ↓・イワヒゲ↓・キバナシオガマ↓  小泉平:エゾハハコヨモギ◯・エゾタカネツメクサ◯・ミヤマアズマギク↑・サマニヨモギ↑・チシマキンレイカ↑・レブンサイコ↑・エゾツツジ↑・イワブクロ↑・チョウノスケソウ↓・タカネスミレ↓・キバナシオガマ↓・リシリリンドウ(始)  板垣分岐〜緑岳:チシマキンレイカ◯・エゾタカネツメクサ◯・イワブクロ↑・エゾハハコヨモギ↑・クモマユキノシタ↑・ヒメイワタデ↑・エゾツツジ↑・チョウノスケソウ↓・タカネスミレ↓・キバナシオガマ↓

写真:板垣分岐付近 7/14
コマクサ平
2012年07月15日 晴れ 19℃(10:30)

 コマクサ平のコマクサが見頃となってきました。 写真のような大きな「株」も見られます。  今年の高山植物は「花付き」が良いです。 見頃はまだまだ続くと思われますが、大きなお天気の崩れがないことを願います・・・。

写真:赤岳・コマクサ平 7/14
層雲峡:双瀑台
2012年07月15日 晴れ 19℃(11:00)

 層雲峡温泉街から北見方面に約3k程進んだところに、層雲峡の景勝地「銀河・流星の滝」があります。  この滝を背にした後方側に、やや登りの斜面を片道約20分程散策路を歩くと「双瀑台」という展望台があります。  この展望台からは2本の滝が絶壁の「不動岩」の左右に流れ落ちる姿を同時に見られるスポットがあります。  滝の上部には「黒岳」も見られ、オススメの散策景勝地です。  観光に、登山前後に、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

写真:双瀑台から 7/15
ウコンウツギ
2012年07月16日 晴れ 21℃(15:45)

 黒岳八合目周辺から頂上直下にかけて「ウコンウツギ」が見頃を迎えています。  頂上直下にあった「蕾」もほぼ全て開花しましたので、見ごたえのある風景となっています。    ここ数年の内では、大変に花付きの良い状態といえます。  九合目周辺では、斜面全体がウコンウツギで覆われています。

写真:黒岳九合目周辺から(中央上は層雲峡温泉街)7/16
花の黒岳
2012年07月16日 晴れ 21℃(16:00)

 今年は「花付き」が大変良い年。 黒岳も全体的にお花に包まれました。  種類にして50種類以上のお花が咲いています。 お花目的の方はお早目の山行を・・・。

写真:イワブクロと上川岳 黒岳山頂より 7/16
エゾツツジも開花しました
2012年07月16日 晴れ 21℃(16:15)

 イワウメ・ミネズオウが終わり(残花有)、コメバツガザクラ・イワヒゲが終わり(残花有)、引き続いて「エゾツツジ」が変わって山頂直下を盛り上げています。  上川町の町花でもある「エゾツツジ」。 頂上直下一面に「赤い花」が咲き乱れつつあります。  時期によってもさまざまなお花が楽しめる黒岳。 今がオススメの時です。

写真:エゾツツジ 後方は烏帽子岳 7/16
雲の平
2012年07月16日 晴れ 21℃(16:30)

 「キバナシャクナゲ」に変わって「エゾツガザクラ」「チングルマ」が群落を形成しています。  間に挟まって「ミヤマキンバイ」「エゾコザクラ」「ミヤマリンドウ」なども開花しています。  部分的ではありますが見頃といえるでしょう。 まだまだ「蕾」もありますので、見頃は続くと思われますが、お早目の山行を・・・。 尚、キバナシャクナゲもまだ残花がありますので、場所によっては見頃場もあります。

写真:雲の平 7/16
雲の平2
2012年07月16日 晴れ 21℃(16:50)

 雲の平「チングルマ」の群落です。 黒岳石室から約15分の場所で観賞できます。  足を延ばしてみてはいかがでしょうか? *赤石川は本日現在問題なく渡れます *北鎮岳分岐下雪渓は未だ50m強の雪渓です どちらもお天気に左右されることと、装備を万全に安全な山行をお願いします。

写真:雲の平(後方は北鎮岳) 7/16
赤岳情報
2012年07月22日 曇り 18℃(16:40)

   赤岳コース1番の難所といわれる第1花園の雪渓も看板前4mを残して、ほぼすべて消失しました。消失日は7月20日前後頃とみられ、雪解けあとからはチングルマ、エゾコザクラ、エゾノツガザクラなどが咲き始めています。コース全体では、コマクサ平のコマクサ、イワブクロ、そして第4雪渓のエゾノツガザクラ、アオノツガザクラ、チングルマなどが見頃となっています。 開花状況 登山口〜第一花園:ウコンウツギ○・エゾコザクラ○・アオノツガザクラ○・エゾノツガザクラ○ 第二花園:エゾコザクラ○・エゾノツガザクラ○・アオノツガザクラ○ 第三雪渓:キバナシャクナゲ○・エゾコザクラ○・チングルマ○ 第四雪渓:エゾノツガザクラ○・アオノツガザクラ○・チングルマ○・ミヤマリンドウ○ 赤岳山頂:タカネツメクサ○・イワブクロ○・クモマユキノシタ○

写真:コマクサ平のコマクサ 7/22
緑岳稜線
2012年07月22日 曇り 18℃(16:30)

   緑岳の稜線が華やかになってきました。濃いピンクのエゾツツジが見頃になってきたのに加えて、青系のチシマギキョウが咲きそろってきたためです。    青紫の大ぶりの花に産毛のような白い毛があるのが特徴です。目立つ花なので今日も多くのカメラマンにレンズを向けられていました。    写真を撮る方にお願いがあります。少し離れたところにある花の写真を撮るときは足下に注意してください。被写体にばかり気を取られ、足下の植物を踏みつぶしている場合があるからです。登山道を離れて植物帯に踏み込むことはしないでください。きれいな自然を後の世代に残すための心遣いです。 残雪の状況  第一花畑端部に約100m、第二花畑端部からエイコノ沢ガレ場にかけては7つに分断された20mから50mほどの残雪が断続的にあります。気温の低い朝方などは硬くなっていますので、転倒に注意してください。 開花状況  登山口周辺:ダイセツヒナオトギリ↓・ヨツバヒヨドリ(始)  下部樹林帯:ミツバオウレン↓・ゴゼンタチバナ◯  第一花畑雪田端:エゾコザクラ◯・アオノツガザクラ◯・チングルマ◯・コエゾツガザクラ◯・ミヤマリンドウ↑・ミヤマキンバイ(始)・キバナシャクナゲ(始)  第二花畑:エゾコザクラ↑・ミヤマキンバイ↑・キバナシャクナゲ(始)  ハイマツ帯:ゴゼンタチバナ↓・コガネギク↓  岩塊斜面:イワブクロ↓・ヒメイワタデ↓・エゾノマルバシモツケ↓・シラネニンジン◯・ウスユキトウヒレン(始)  緑岳山頂〜板垣分岐:エゾツツジ◯・エゾタカネツメクサ◯・エゾハハコヨモギ◯・クモマユキノシタ◯・チシマギキョウ↑・シラネニンジン↑・エゾイワツメクサ・サマニヨモギ↑・イワブクロ↑・ヒメイワタデ↑・チシマキンレイカ↓・ムカゴトラノオ↑・コマクサ↓

写真:緑岳稜線 7/22
北海平のお花畑
2012年07月23日 晴れ 21℃(12:20)

   表大雪山の中で、今最も良い花ポイントのひとつをあげるとすれば、必ず北海平コースが選ばれるのは間違いないでしょう。特に花の沢周辺のエゾノツガザクラとアオノツガザクラの群落は、広範囲に広がり見事なほどです。

写真:北海平 7/22
美ヶ原
2012年07月23日 晴れ 21℃(17:00)

   黒岳石室から北海岳方面に行くと、美ヶ原という湿潤性草地があり、黒岳周辺では、この一帯が今一番花のきれいなポイントとなっています。  特に赤石川〜北海沢周辺の登山道沿いでは、エゾコザクラ、イワウメ、ミネズオウ、キバナシャクナゲ、チングルマ、ミヤマキンバイなど春と夏の花が混生し、広範囲に群落を形成していました。他の山では、すでに見ることのできなくなった春の花たちも、ここでは今が花盛り。 

写真:美ヶ原のエゾコザクラ 7/23
エゾツツジ
2012年07月24日 晴れ 23℃(12:00)

   黒岳頂上付近からポン黒岳に至るまで、エゾツツジが斜面を彩っています。  やや萎れた感じのものも目に付き始めましたが、まだまだ見頃となっています。  また、黒岳北東斜面でもチシマノキンバソウを筆頭にお花の見頃は続いていますが、ミヤマアキノキリンソウやダイセツトリカブトなどそろそろ秋のお花へ移行となりそうです。

写真:エゾツツジ 黒岳頂上周辺 7/23
元気なイワヒゲ
2012年07月24日 晴れ 23℃(12:10)

   前回情報時には、写真の「イワヒゲ」がそろそろ終花に近いかなと見ていましたが、なんとなんとまだまだ元気に咲いていました。  咲いていると言うより、さらに小群落まで形成しています。  お天気の影響もありますが、今年の高山植物は「当たり」のようです。

写真:イワヒゲ ポン黒岳 7/23
赤石川の状況
2012年07月24日 晴れ 23℃(12:15)

   赤石川の状況です。 写真の通り、水量も少なく浅い状態です。  お天気に恵まれていることが大きいですが、悪天時は十分に注意されて下さい。

写真:赤石川 7/23
雲の平
2012年07月24日 晴れ 23℃(12:40)

   雲の平の様子です。 まだまだ「チングルマ」が群落を形成しています。  お天気が続いている影響で、まだまだ見頃となっています。  秋に近づくにつれ(まだ早いですが・・・)、この「チングルマ」、今年は見事な綿毛の群落を見せてくれることでしょう。

写真:雲の平 7/23
雪田植物群落
2012年07月30日 晴れ 21℃(11:00)

   七月も終わりに近づき、層雲峡でも暑さを感じる今日この頃です。山では雪解けの早い場所から次々と花が咲きはじめ、開花の早かった植物の中にはすでに結実しているものも見られますが、雪解けの遅い雪田の周辺では、最近ようやく雪が解けたところもあり、エゾコザクラ・チングルマ・ツガザクラ類が見頃を迎えています。    ここのところまとまった降雨がなく、気温も高めに推移していますが、まとまった雨の後や、気温が低い日には、雪渓が硬化して滑りやすくなったり、沢の水位が上昇して徒渉が危険な状態になることもあります。直前の気象情報に常に気を配るようにしてください。

写真:美ヶ原 7/28
花ノ沢
2012年07月31日 雨 22℃(16:00)

   流星の滝となって石狩川に落ち込む雄滝の沢の源頭部は花ノ沢と呼ばれ、越年雪渓(いわゆる万年雪)として残る大きな雪渓が解けたところから徐々に花々が開花するので、長く花を楽しめる場所になっています。とはいえ、花盛りといえる時期はひかくてき短く、今がそのピークとなっています。    イワヒゲやツガザクラ類などツツジ科の植物が中心ですが、そのボリュームには圧倒されます。是非ご覧になってくださいと申し上げたいところですが、なにぶん時間がかかる場所なので、しっかりとした装備でお出かけください。雪渓もまだ残っており、すこし硬くなってきているので、転倒には注意してください。 残雪の状況  赤岳第二花園に約60m、花ノ沢に約80mと20mの2カ所。 開花状況  銀泉台〜第一花園下部:ウメバチソウ↑・モミジカラマツ↑・コモチミミコウモリ↑・ウメバチソウ↑・ハイオトギリ↑・コガネギク↑・エゾウサギギク↑・ミヤマキンポウゲ◯・カラマツソウ◯  第一花園:エゾヒメクワガタ↑・アオノツガザクラ↑・ハイオトギリ↑・ウコンウツギ↓・ハクサンボウフウ↓  第二花園下:アオノツガザクラ↑・チングルマ↑・ミヤマキンバイ↑・エゾコザクラ↑・マルバシモツケ↓・ヨツバシオガマ↓  奥の平:エゾヒメクワガタ↑・アオノツガザクラ↑・ミヤマキンバイ↑・エゾコザクラ↑・ウコンウツギ↓  コマクサ平:ウスユキトウヒレン↑・コマクサ↓・イワブクロ↓・チシマツガザクラ↓  第三雪渓:ウメバチソウ↑・ハイオトギリ↑・ミヤマサワアザミ↑・イワギキョウ↑・タカネトウウチソウ↑・コガネギク↑・ミヤマリンドウ↑・イワギキョウ↑・イワヒゲ◯・ハクサンボウフウ◯・エゾヒメクワガタ◯・チングルマ↓・エゾコザクラ↓・アオノツガザクラ↓・ヨツバシオガマ↓  第四雪渓:タカネトウウチソウ↑・コガネギク↑・エゾウサギギク↑・ミヤマキンバイ↑・ミヤマサワアザミ↑・ハクサンボウフウ◯・エゾヒメクワガタ◯・エゾコザクラ◯・ヨツバシオガマ◯・アオノツガザクラ◎・チングルマ↓  赤岳〜小泉分岐〜白雲分岐:ムカゴトラノオ↑・ウスユキトウヒレン↑・ミヤマリンドウ↑・コガネギク↑・イワギキョウ◯・サマニヨマギ◯・チシマツガザクラ◯・エゾツツジ↓・エゾハハコヨモギ↓・イワブクロ↓・リシリリンドウ↓・クモマユキノシタ↓・エゾイワツメクサ↓・エゾタカネツメクサ↓・ミヤマキンバイ↓  花ノ沢:チングルマ◯・エゾノツガザクラ◯・ジムカデ◯・イワヒゲ◎・アオノツガザクラ◎・エゾヒメクワガタ↓・ハクサンボウフウ↓  北海平〜北海岳:ミヤマリンドウ↑・コガネギク↑・ムカゴトラノオ↑・イワギキョウ◯・ウスユキトウヒレン◯・チシマツガザクラ◯・エゾツツジ↓・イワブクロ↓・エゾイワツメクサ↓・ヒメイワタデ↓・ヨツバシオガマ↓・チングルマ↓・アオノツガザクラ↓・エゾノツガザクラ↓・コマクサ↓・エゾハハコヨモギ↓・クモマユキノシタ↓  北海沢〜北海岳:ミヤマリンドウ↑・コガネギク↑・イワギキョウ↑・アオノツガザクラ◯・エゾノツガザクラ◯・チシマツガザクラ◯・エゾコザクラ◯・チシマクモマグサ◯・ミヤマキンバイ↓・チングルマ↓・エゾヒメクワガタ↓・エゾウサギギク↓・マルバシモツケ↓・コマクサ↓・クモマユキノシタ↓・シラネニンジン↓・イワヒゲ↓・ヨツバシオガマ↓  美ヶ原〜北海沢:コガネギク↑・イワギキョウ↑・アオノツガザクラ◯・エゾノツガザクラ◯・エゾコザクラ◯・チシマクモマグサ↓  黒岳石室〜美ヶ原:ミヤマキンバイ↑・エゾコザクラ◯・ミネズオウ◯・イワウメ◯・エゾノツガザクラ↓・チングルマ↓・ハクサンボウフウ↓・キバナシャクナゲ↓  黒岳石室周辺:イワブクロ↓・エゾツツジ↓・チシマツガザクラ↓

写真:花ノ沢 7/31